お 墓
おはか
ご遺骨を埋葬するお墓は、「先祖の霊を慰める」ためにお参りをすると思われがちですが、それは少々違います。お墓に先祖の霊が宿っているのではなく、また遺骨自体がご先祖でもありません。
ご遺骨を納める場で、今の私にいのちをつないでくださったご先祖に感謝をし、またご先祖の願いや仏の教えを味わっていくのがお墓参りです。
お身内を亡くし、お骨となったけれどまだお墓を求めていないという方も少なくありません。
慌てず、気にあった墓所を見つけていただきたいものです。それまでの間、ご遺骨はご自宅に置かれても結構ですし、お寺でもお預かり(1~2年を目途に)できます。
これからお墓を建てようと思ったら、まずお寺に相談ください。形にとらわれないとはいえ、決まりが少々あります。
・「南無阿弥陀仏」と刻みましょう
・ 墓相(そもそもそんなものはない)などに惑わされずに
・ お地蔵さまなどは建てません
・ 塔婆も用いないので、塔婆立ても必要ありません
・「吉日」も刻みません(日に吉凶はありません)
そんなことはありません。倶会一処の世界です。世俗のわだかまりから離れ、安心してご納骨ください。
動物とはいえ、一緒に過ごした家族の一員であったことでしょう。失う悲しみは同じですよね。ご当家のお墓に納めることに問題はありません。
後継がいないなど、やがて無縁墓地となってしまうご心配をお持ちの方のご相談も多くなりました。お寺には合葬墓もありますし、いろいろな解決方法があります。お気軽にご相談下さい。